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毛虫皮膚炎

毛虫皮膚炎・毒蛾皮膚炎

●どんな症状?
チョウやガの幼虫にはケムシやイモムシがあります。すべてのケムシが毒を持っているわけではありません。ごく一部の、有毒毛を有するケムシに触れることによって皮膚炎を生じます。
有毒毛には主に毒針毛(どくしんもう)と毒棘(どくきょく)があり、前者はドクガ類(ドクガ、チャドクガなど)、後者はイラガ類(イラガ、ヒロヘリアオイラガ)の幼虫に備わっています。
ドクガ類の毒針毛は長さ0.1〜0.2mmの微細なもの(写真1)で、幼虫1匹に数十万本以上が密生しているため、これに触れると激しい痒みを伴い、赤い発疹が多発します(写真2)。これは首やうでに集中して生じるのが特徴で、掻くことで次第に増加します。
資料17 資料18
写真1:チャドクガの毒針毛 写真2:チャドクガによる湿疹
都心部や市街地ではツバキやサザンカにつくチャドクガの幼虫による被害が多く、問題になっています。庭木の手入れをした後に発症することが多いですが、ケムシに触れた覚えがなくても皮膚炎を生じる例が意外に多いようです。
チャドクガの幼虫
(日本皮膚科学会HPより転載)
イラガ類の毒棘に触れると、その瞬間にピリピリした激しい痛みと発赤が出現し、1〜2時間で一旦治まります。しかし、その翌日に同部が赤く腫れてかゆみが生じることがあります。人家周辺ではサクラやカエデ、バラ、クスノキなどにつくヒロヘリアオイラガの幼虫による被害が多発しています。
ヒロヘリアオイラガの幼虫

(日本皮膚科学会HPより転載)

○治療法
治療は、ステロイド外用剤と痒み止め(抗ヒスタミン剤)の内服を行います。症状が強い場合はステロイド剤の内服が必要になることもあります。ただ、これらの治療はあくまで現在の皮疹を抑えるのが目的であり、原因虫からの回避、あるいはその駆除対策を実施しなければ皮疹の新生が続きます。

○対処法
@ドクガ類の毒針毛に触れた場合は、テープなどを用いて皮膚に付着した毒針毛を取り除き、よく泡立てたセッケンとシャワーで洗い流すことで被害を最小限に留めることができます。
A毛虫と直接接触していなくても、風で飛ばされた毒針毛が外干ししている衣類につくことがあります。毛虫の多い季節は気をつけましょう。

○毛虫の駆除方法
・卵や幼虫を早めに見つけ、ビニール袋などをかぶせて枝ごと剪定する
・駆除の際には、毒針毛が衣類に付着しないようビニール製の雨具などで 防御しましょう。

  
  チャドクガの卵

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